【シン・社長通信】不思議な橋(後編)


2024年もあっという間に折り返し月に入りました。五月の連休明け以降も順調に現場が動いております。みなさん日々の安全作業、誠にお疲れ様です。

仕事の受注状況としては、一般道、高速道路共ともに4~6人の規制仕事が入っており、まさに我が社の得意とする仕事が軸となっています。プラスアルファの単発依頼がなかなか対応できず、ユーザー様にはご迷惑をおかけしております。人員確保のために引き続き、知恵を絞って参ります。


さて先月号の続きです。

犬が飛び込むという「オーバートゥーン橋」という不思議な橋が英北部のスコットランド・ダンバートンの森の中にあるというお話です。


犬の「嗅覚」がミンクの臭いに刺激されて飛び込むという説が出ましたが、それに加えて「視覚」についても問題があるのではとの考察です。

現地を歩いてみたこの記者によると、確かにここは、橋の片側にある邸宅前の広い駐車スペースから、急に細い橋へと道が変わる。人間よりずっと目線が低く、地面すれすれを歩く犬としては、突然細くなった道に気づかず、過って飛び降りてしまっても不思議ではないようです。

地元で長年タクシーの運転手をしている男性は「実際にはそれほど多くの犬は飛び込んでいないと思うが、原因が分からないことが一番怖いのです。」


他方で素朴な疑問もある。

そもそも動物は自殺をするか?

この点についてよく言及されるのが、ネズミ科の哺乳類レミングである。

北欧やロシア北部、米アラスカ州など寒冷地に生息し、数年おきに大繁殖する。数が増えすぎると、がけから海に降りて集団自殺するとも言われてきた。

しかしこれは事実ではないようだ。1950年代の米国ドキュメンタリー映画でこのシーンが出てくるのだが、実は「やらせ」だったことが後に判明している。撮影スタッフがレミングをわざとがけから落として撮影していたという。

動物学者も動物の自殺に関しては明確に否定している。野生動物が計画的に自ら死を選ぶことはなく、犬の自殺はあり得ないと言い切る。


結局飛び降りる原因は今なお分からない。

前出の地元高校教師はこう言う。「これまで多くの動物学者、科学者、ジャーナリストらがさまざまな説を展開してきました。見解は違っても一つだけ共通することがあります。それは犬が飛び降りる現象はだれも否定しないということです。それは必ず起きるのです・・・。」



道路に関わる仕事をしている私たちも似たような事象があります。

なぜか交通事故が多発する変哲もない場所ってありますよね。道路の構造上事故が起こりやすいという場所ではなく、なんでこんなところで事故起こるの、というような場所です。

今回の橋の話のように科学的には根拠がないことは世の中には有るものです。暑い夏になぜか悪寒が走ったり、突然体調不良になったりとか・・・。私自身霊感は全くありませんが、不思議な力、目に見えない力というものは信じています。

とは言え事故が起こってよいはずがありません。道行く人の安全を守るため、私たちは今日も事故ゼロを誓い道路に立つのです。それこそ第六感もフル活用して。


代表取締役 加藤 晋(2024年6月17日記す)

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