【社長通信】あーした 天気になーれ
年の暮れ、つるべ落としの日没だ。
向う2週間は22日の冬至をはさんで1年で最も日が短い。特に雨が重なると、5時前には暗くなる。現場では工事の終了が日没サスペンデットにならないように気を遣う。車の運転も早め点灯で安全運転が求められる。
さて、今年も残るところ10日余り。
1年があっという間に過ぎていく。これは齢を重ねるごとに早くなっていくように感じられる。
あっという間に1日が終わり、それにつられるように1週間、1カ月とそれぞれが逃げるように去っていく。子どもの頃のながーい1日が嘘のように遠い記憶の中から思い出される。
ところがなにもすることがなく1日が長いと知人の県庁OBが嘆いていた。
平均寿命が80歳を超える今日、定年退職後の「毎日が日曜日」という人にとって、なんにもやることがないというのは苦痛以外の何ものでもないようだ。
高齢化時代に入って人々に求められるのはキョウヨウ(教養?)とキョウイク(教育?)といわれている。
つまり、
今日、用事がある(キョウ、ヨウ)
今日、行くところがある(キョウ、イク)
ということです。
因みに、私の場合はやることが多く、時間に追われる毎日です。
長寿社会を生き甲斐をもって生ききるうえでの絶対条件は心身の健康です。確かな記憶力と判断力は人間としての尊厳につながるものと思う。
いつまでもゴルフの出来る身体をと始めたストレッチやウオーキング(1日10,000歩)は日課となり11月で13年目に入った。
趣味の家庭菜園はもう30年になる。10坪の畑に季節ごとの野菜を作っている。
70歳までは鍬で耕していたが、70歳を超えるとさすがにきつく、ミニの耕運機を使っている。年3回の植え替えや種まきは大仕事ですが、その後の水遣り、除草などをしながら育ち具合を見て回る時間は楽しい。それこそ作物との対話です。
日常は、朝7時過ぎに出社し、新聞4紙を熟読、重要な記事は切り抜いてスクラップ帳に整理したり、雑用などで午前中が終わる。午後は事務処理やら所用をこなし、空いた時間は本を読む。いろんなジャンルの本を月平均5冊のペース。
ロータリークラブの会員となって19年になるが、ロータリーの「四つのテスト」を心に刻み(有)セフティワンの持続的成長に全力で取り組んでいる。縁あって(有)セフティワンの一員としてともに働く「一味同心」の幸せを願って知恵を絞る毎日です。
最後に、この1年を振り返ってみると、世の中の動きが不透明で先行き予断を許しません。
AIやバイオテクノロジーの急速な進歩が社会の仕組み、人々のくらしに急激な変化をもたらしている。グローバル化による格差の拡大をはじめ地球温暖化による環境の激変、まさに人類の持続可能性が問われている。ここは政治の出番なのだが、自国中心主義のリーダーばかりで解決に向かうどころか混迷を深めるだけで機能不全。われわれは今、歴史の大きな転換点にいるようだ。
翻って日本の今は。
来夏のオリンピックに向けて桜一色に染まっているように見えるが政治に変化の兆しも。
あーした 天気になーれ。
みなさん、よいお年を!
代表取締役 加藤慶昭
(12月17日記す)
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