【社長通信】サンマはどこへいった


朝の最低気温も20度を下回り秋の気配が濃くなっていく。
しかし、日中はまだまだ暑さも残り体調管理には要注意です。業務の方は切れ目なく続き、それに取り組むみなさんの一途な姿に、先の読めない時代にあっても会社の確かな歩みが感じられ、ありがたく思う。 

さて、先日の台風19号は東日本一帯に大きな爪痕を残した。特に豪雨による河川の氾濫は広範囲にわたり多くの住宅が水没し、避難を余儀なくされた。
台風といえば太平洋の南海上で発生し日本列島を西から東へと北上するのが従来の進路だったが、今は太平洋の東側で発生し、いきなり東日本に上陸する。
9月の15号は千葉県を直撃したが、この度はより範囲を広げて関東・甲信越・東北地方に記録的な豪雨をもたらした。そこには過去の事例や想定外では片づけられない根本的な問題が潜んでいるようだ。
気候変動の原因は二酸化炭素の排出が原因の地球温暖化によるものと認識されているが、その抑制への行動が伴わず、状況は益々悪化している。

そんな中、9月23日にニューヨークの国連本部で開かれた気候行動サミットで、スウエーデンの16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが怒りの訴えをした。 
気候変動の危機が迫っているのに、誰も行動を起こさないことに「我慢ができなくなった」という。気候変動に懐疑的な姿勢をとるアメリカのトランプ大統領を凝視し「よくもそんなことができる」とあのチコちゃんのように叱っている写真が新聞に出ていた。 

地球の平均気温が18世紀の産業革命以降で2度上昇しているという。
これをパリ協定で今後の上昇を1.5度以内に抑えるために二酸化炭素の排出量を削減する取り組みを決めたがアメリカはそのパリ協定から脱退した。
このままでは後10年間で気温の上昇を1.5度以内に抑えられる可能性が50%しかなく、人類が制御できない不可逆的な連鎖反応を引き起こす恐れがあるとの危機感からである。 

永久凍土が溶けることなどにより温暖化が進み、海水温の上昇により陸地が水没していく。
1m以下の陸地はすべて水面下へ。田畑などの耕作地の減少に加え乾季と雨季の両極端な気候変動により農作物の収穫量も不安定になり食糧不足が深刻化する。 


ところで今、サンマの季節なのに本場・北海道では水揚げがさっぱりとのこと。
その上、身は細く値段は鯛よりも高いというから、かの目黒のサンマもびっくり。
サンマに限らず北海道で秋サケ漁が最盛期だが、漁獲量が伸び悩んでいるという。こちらは去年より大きく太ったサケが多いというが数が期待より少ないという。
地球規模の海水温の変動といった海洋環境の変化が原因と考えられ、その対応に苦慮しているとのこと。
それに真珠を育むアコヤ貝の大量死。その理由は明らかではないが、冬の高水温や潮流の急激な変化、餌不足が考えられるという。 

人類の持続可能性に疑問を感じる次代を担う若者たちの声がトゥーンベリさんの口を通して私たちすべての大人に訴えかけている。
真摯に受け止めよう。

代表取締役 加藤慶昭(10月15日記す)

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