【シン・社長通信】短い秋とともに交通知識を深めよう
先日国道262号を宮野方面から大内方面に向けて車を走らせていると、恋路交差点を過ぎて上り坂になるあたりから、道路の両端に赤と黄の見事なコントラストが現れた。少し前まで青々としていた木々があっという間に色づいたのを見て季節の移ろいを感じる。
最近は短い秋ですが、警備の仕事をするには年間通して一番働きやすい時期です。年末まで繁忙期は続きます。日々の業務お疲れ様です。みなさんの頑張りに改めて感謝申し上げます。
ところで私たち2号業務務に携わるものとして、道路交通法への理解は必須条件です。今回は同法改正について来年から施行される内容のうち2つを確認しておきます。
ひとつ目は「生活道路の法定速度が時速60㎞から30㎞に引き下げられる。(9月予定)」です。
この法改正の背景には、交通事故死者数全体の約半数が歩行中または自転車乗車中に発生しており、そのうち約半数が自宅から500m以内の身近な場所で発生しています。また、生活道路における歩行者・自転車乗用中の死傷者数が占める割合は、道路幅5.5m以上の道路の約1.8倍というデータもあります。
生活道路の制限速度を時速30㎞にした理由は、自動車の速度 が30㎞を超えると、歩行者との衝突時に致死率が急上昇するというデータがあるからです。
近年は通学路をゾーン30に指定するエリアも増えましたが、通学路以外へも拡大するイメージでしょうか。いずれにしろ悲惨な事故を減らすためには、速度を落とすことが肝要です。
もうひとつは「自転車への青切符制度導入(4月)」です。
自動車や自動二輪車、自転車などのドライバーが交通違反をした際に警察官から交付され、反則金を納付することで刑事処分や裁判をしないこととする制度です。
従来は、自転車などの軽車両は対象外でした。しかし、2026年の法改正により、この青切符が自転車の交通違反にも適用されることになります。
普段の生活だけでなく、通勤や業務の移動の際に自転車を使用する方は、今一度自転車のルールを確認しておきましょう。
さておまけにもうひとつ、みなさんは信号機のない横断歩道では一時停止ができているでしょうか?
今年8月のJAFの調査によると山口県の一時停止割合は34.3%で全国ワーストでした。(ちなみに一位は長野県で88.2%、全国平均は56.7%)
この不名誉な結果を県民一人一人が真摯に受け止めて自覚する必要があります。特に私たちは安心安全を提供する警備会社として、率先して県民の模範となる運転を心掛けたい。
あわただしい師走に入ります。心に余裕を持ち年末年始も無事故無違反を目指してハンドルを握りましょう。
代表取締役 加藤 晋(2026年11月18日記す)
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