【シン・社長通信】地震と雨の多い冬
能登半島での大震災から早1カ月、被害の大きさと復興への長い道のりが、被災者の気を滅入らせる。初動対応の遅れについて、自衛隊や国土交通省の幹部からも反省の弁が出ていた。また、石川県の地震の被害想定はかなり少なめに見積もられていたようです。2011年の東日本大震災の教訓がお世辞にも生かされていたとは言い難い。
また、ここ十数年で行政のスリム化が進み、災害時等に必要な行政側の人員がかなり削減されました。このしわ寄せはコロナ禍において、保健所の職員さんたちの疲弊を見れば分かります。人が足りない。
国の「国土強靭化」の予算はインフラ整備のハード面の予算は当然必要ですが、人や組織(仕組み)のソフト面においても真に必要な予算を国にはケアしてもらいたい。とその前に、裏金問題で名前が出ている国会議員達はそのお金を全額被災地に寄付してはいかがか、と思うのは私だけだろうか。
ところで、震災直後から我々の警備業界でも支援の輪が広がっている。
全国警備業協会からは石川県警備業協会宛に支援金が送られた。また東海三県(愛知、岐阜、三重)の協会員企業の隊員さんが交代で被災地入りして、避難所の夜間防犯パトロール等に携わり、被災者に寄り添うことができたという。人の生命、身体、財産を守ることが使命の警備業としては、職務を全うして当然のことなのかもしれないですが、実際に被災地に赴く行動力に敬意を表したい。
職務を全うすると言えば、先日、ここと泉店の駐車場警備に従事していた当社社員3名が、場内で車両火災を発見し、119番通報から立入禁止措置、初期消火を行いました。このことにより山口消防署より感謝状を頂きました。大変誇らしいことです。詳報は事務所通信にありますので、お目通しの程をよろしくお願いします。
さて、気象庁が昨年11月に発表したこの冬の暖冬予報が見事に的中しています。
一年で一番寒いはずの時期に、山口県では一度寒波が来ましたが、過去数年と比べるとたいしたことはありませんでした。それどころか2月に入って悩ましいのは、雨の日が多いことです。
2週間先の天気予報を見ると、半分くらいが雨マーク。ところが、いざ当日になると、降ると思ったのに降らない、降らないと思ったのに降る。暖冬予報は当たっているが、なぜか明日の予報は当たらない。
業者さんも、現場稼働の可否判断が難しいところとは言え、急なシフト変更や中止などで一部の方には心配をかけております。
今後は年度末に向けてフル稼働が続きます。各現場、引き続き日々丁寧に仕事をこなしていただき、3月も無事故・無災害を継続して参りましょう。
代表取締役 加藤 晋(2024年2月16日記す)
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