【社長通信】社長通信300号にあたって

観測史上最も早い梅雨入りだったが、本格的な雨もなく6月末に早々と梅雨明けが宣言された。が、梅雨明け10日の好天の後に戻り梅雨のようなすっきりしない日が猛暑を伴い訪れ今に至る。

コロナ禍も感染力の強い「BA・5」が猛威を振るい第7波と報じられる。ウクライナ疲れと重なって憂鬱な日々が続く。

そんな中でのお勤め誠にご苦労様です。お互いにコロナや熱中症には十分に留意して職責を全うしたいものである。


さて、この「一味同心」(社内報タイトル)は今月で146号となるが、前身の(株)SHSを起点とする「S1発通達第1号」から通算すると社長通信は300号となる。まさに25年に亘る私からのメッセージである。

高度経済成長期後の失われた20年とか30年といわれる経済が低迷した厳しい時代を「一味同心」こころを一つにしてのり越えてきた道のりを振り返っている。


大内矢田の柴田病院隣から現在地に事務所を移転したのは平成13年4月のことでした。(有)セフティワンと独立して3年目、警備業務を生業とする覚悟を決しての地に足つけてのスタートでした。その時の最初の通信です。


事務所が完成しました


 新しい事務所が予定通り6月末に完成しました。春先の黄砂、梅雨時の豪雨、そして猛暑と、この3カ月間プレハブの仮設事務所で耐え忍んできました。30日に引っ越し、やっと落ち着いたところです。そこで少し早めですが現任教育を行い、事務所開きとしたいと考えております。厳しい経済情勢のもとではありますが、これを機にさらに努力を重ねて進んで参る所存です。みなさんのご協力、よろしくお願い致します。

(S1発通達第32号)平成13年7月10日記す


借地も含め800坪余の土地で、最初は広すぎかとも思ったが従業員の車両に加え規制車両や資器材も増えて、今や手狭に感じる。立地的にも目の前は信号機のある三叉路でまさに管内(すげうち)の中心です。

その後、創立20周年の記念事業として隣接の竹林を買い増し、敷地を拡張整備し舗装した。車両区画のラインを引いたので駐車場は効率化しすっきりした。信号三叉路側には会社のテーマである「命(ぬち)どぅ宝(命こそ宝)」の看板を設置し、社会の安全・安心を守るという警備会社としての意思を表示した。


来年10月には創立25年を迎えますが、この間の「S1発通達」をはじめ「一味同心」を読み返してみた。結果は「よくもまあ、生き延びてきたものだ」というのが実感です。

不況下にあって採算割れの値引き競争、倒産により多発する回収不能の売掛金、資金繰り悪化で給料の遅配など生きた心地のしない日々が15年も続いた。特に目の前には仕事があるのに、手を出せないという平成22年11月の屈辱は最大の試練でした。このことの意味するところをしっかりと理解し、克服することが私にとって生きる価値と受け止め精進してきた。


創業以来、縁あって(有)セフティワンに集い、在籍した同士は延べ300人を数えます。今、その時々の節目においてそれぞれの顔を思い浮かべては気を引き締めております。一味同心をはじめ、すべてのステークホルダーの支援と協力のもと、いまがある、ということを再確認する機会ともなったこの300号である。

引き続き400号に向けてすべてのステークホルダーの幸せを願い、一味同心、地に足つけて歩み続けてまいりましょう。

代表取締役 加藤慶昭(2022年7月18日記す)

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