【社長通信】暑中見舞いにかえて

(7月11日記す)
観測史上最も遅く梅雨入りした山口ですが、降ったり止んだりの不安定な天気が続いています。
時により、所によってはゲリラ的な土砂降りもあり、みなさんのご苦労が偲ばれます。
幸い、いまのところ被害をもたらすような豪雨はありませんが、これから梅雨末期にかけて油断大敵、要注意です。  


さて、参議院の選挙期間というのに街は静かです。

テレビも選挙に関するニュースが少ないように感じます。
新聞はそれなりに取り上げているようですが、ネットほどの賑やかさがありません。
いまの日本、人口減少や高齢化社会に入り、課題が山積しているのにその議論もかみ合わず、低調です。
巨大与党と多弱の野党では勝負ありと思っているのか、思わされているのか盛り上がりに欠けます。
しかし、一国民として持続可能な社会を目指して、政治の動きをチェックし、しっかりと自分の意見を持ちたいものです。  

ITやAIなどの急速な技術進歩に人間が追いついていないような変化の激しい時代です。
そしてこれらの進歩が人びとにどのような影響を与えるのかが全く予測できない不安感が人々に思考停止をもたらしているように思えるのです。
このままではダメだ、ということが分かっているのに、自分にはどうしようもない。誰かがやってくれるだろうと問題から目をそらす。
常識では考えられない事故や事件が頻発する昨今、そのような空気がこの世の中に蔓延していることも遠因ではないかと思ってしまうほどです。 


最近よく耳にするのが”自分の頭で考えよ”という言葉です。

価値観の多様化する変化の激しい社会にあって過去の経験、常識が通用しなくなっている。
人間の、人それぞれの考え方は、それぞれのよって立つ位置によって違います。
良い悪いは別にしてそれを否定するのではなく、いろんな人間がいて世の中が成り立っているのだとうことを受け入れること、つまり寛容の精神である。
敵か味方か、で人々を2分する考え方が人々を分断し、生きにくい世の中にしている。
世界を混乱に陥れているトランプ現象がその最たるものだ。人は生まれてくる時代と場所そして親を選べないといわれる。
就職氷河期世代といわれる今の30代半ばから40代後半の人たちに非正規雇用の者が多く、老後が心配されている。それに比して昭和の高度経済成長期に遭遇した世代は恵まれていた。
それと格差が拡大する社会にあって新たな問題が発生している。貧しい家庭に生まれた子どもはそうでない子どもと比べて教育機会も限られ、貧困から抜け出せないという貧困の連鎖の問題である。  

人それぞれこの世に生を受けた限り、人間らしく生きる権利がある。国家があって人間がいるのではなく、先ず、人間がいて国家が成り立つのです。
現憲法の基本的人権がしっかりと守られているか、世の中の動きをよく見て行動していきたい。

うまくいかないのは他人のせい、世の中のせいと嘆くのではなく、自分の頭で考えて、しっかりと意思表示することで政治に参加しよう。今一度、自分の心を見つめながら。
代表取締役 加藤慶昭                            

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