【社長通信】変化への対応
三寒四温という言葉がある。寒い日が3日続き、その後、温かい日が4日くるという意味で、それを繰り返しながら春本番を迎える。
3月に入ってからの気候はまさに三寒四温です。花粉症対策と併せて体調の管理に留意を。
そんな中でのお勤めご苦労様です。
さて、2月の末から業務の合間を見て30年度後期の教育を行っています。
これは半期ごとの義務としての現任教育。
どんな業務もそうですが、同じことの繰り返しのなかではマンネリに陥りがちです。
そこで、半期ごとに日ごろの仕事ぶりを振り返り、基本的事項の確認は必要不可欠です。しっかりと取り組みたいものです。
最近よく耳にするのが、県下いろんなところでセフティワンを見かけるという声です。
良くも悪くもいろんな人がみなさんを見て、セフティワンを知っているということです。
それは服装や態度、言葉使い、誘導の仕方なども見られているということ、このことをしっかりと認識して、自らの業務への取り組みを省みること、これが現任教育の意義です。
聞こえてくる声は、私にとっては好意的意見で、みなさんを誇らしく思っております。
さていま、いろんな業界で人手不足、人材不足が叫ばれています。
特に警備業界は有効求人倍率が6倍を越える求人難の代表的業界です。職安に求人票を出してはいるが問い合わせすらない。ましてや高校の新卒採用は今や夢のまた夢です。
急激な人口減少社会にあってIT(情報技術)の進歩によるロボットやAI(人工知能)でも補いきれない。しかし、自動運転の車の実用化が現実化する中、交通誘導警備のやり方にも大きな変化がもたらされるものと思う。
一方、持続可能性という言葉がある。
資源エネルギーや気候変動による地球の温暖化、そして所得の格差や人種や宗教による差別・分断は人類の生存、持続可能性に関わる大きな問題です。
人類は長い年月をかけて進化して、文明を発展させ豊かな社会を築いてきましたが、そのことが皮肉にも地球の、人類の持続的生存が不可能になりかねない状況をもたらしているのです。
まさに人間の「知」が試される歴史の渦中に生きているのが現在の世界です。
人間が生きるための哲学や思想が根本から問い直される時期に来ているようだ。
その基に世界的な政治の機能不全があり、不安の源泉がここからもたらされている。
私たちの警備業務は基本的に「人間の人間による人間のための警備」が原則であるが、それを補う資器材も必要。AIを活用したロボットや監視装置、信号機等など人材不足をカバーする技術が導入されつつある。警備業界も世の中の変化に対応して進化していけるかどうか、「変化に対応できるものが生き延びる」という言葉を胸に刻み世の中の動きに目を凝らして進んでいこう。
安全・安心を判断するのはあくまでも人間、質の高い警備が求められる。
生き延びるために知恵を絞ろう。
「春眠 暁を覚えず」というように春は眠気に襲われます。睡眠と休養を十分にとって超多忙に備えよう。ご安全に!
(31年3月18日記す)
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