【シン・社長通信】便利さを支える人たち ~前編~


立春を過ぎてすぐに大寒波が日本列島を襲いました。高速道路をはじめ一般道でも軒並み作業が中止になり、ご心配をおかけしました。その後はまずまずの稼働状況です。一年で一番寒い時期での警備業務、誠にお疲れ様です。


今年の元日、正確に言うと大みそかの深夜、我が家は部分停電になりました。冷え込む夜にエアコンフル稼働の状態で、ドライヤーを使用した瞬間、部分的に停電になったのです。

エアコンはもちろん、給湯器、冷蔵庫、Wi-Fiが動かなくなりました。正月早々困りました。

夜が明けて元日の朝、わらにもすがる思いで中国電力のカスタマーセンターに連絡すると、午前中には専門の業者を向かわせるとのこと。僅かに望みが持てました。

その後一時間もしないうちに、中国電力の保守管理業者の方が来られました。

ブレーカーを見てもらって通電チェックをすると、「原因が分かりました、15分くらいで復旧できます。」とおっしゃるではありませんか。この方、神様に見えました。

屋外の引込電柱に登って作業すること15分、見事に復旧しました。帰り際に準備したお礼を、最初は固辞されましたが、最後は何とか受け取ってくれ、爽やかに帰っていかれました。元日の朝一番にも関わらず、嫌な顔一つしない対応に、プロ意識の徹底ぶりが垣間見られた出来事でした。


このようにたった数時間の停電であたふたするわけですから、毎年頻発する地震や風水害の被災者の不便さたるは言わずもがなです。


日本では電気、通信、ガス、上下水道、道路、鉄道など様々なハード社会資本を24時間365日、多くの人たちが支えています。しかし昨今の公共工事費の減少や人手不足、資材価格高騰などのため、多くの老朽化したインフラの更新が後回しにされています。近年では2012年中央道のトンネル事故を契機に高速道路や主要幹線道路のトンネルや橋などで、点検そして補修工事が拡大はしてはいますが、まだまだ全国的には行き届いていません。


ついに先月、埼玉県八潮市の県道で大規模な道路陥没事故が起きました。耐用年数50年と言われる下水道管が老朽化のため破損し、その空間に周囲の土砂が流れ込んだためだそうです。発生当初は3メートル程度だった穴はどんどん広がり現在では40メートルを超えています。不運にも転落したトラックの運転手はいまだ安否不明。周辺住民120万人に影響が及び、上流住民に対して、排水の出る洗濯やお風呂使用の自粛を呼びかける事態になりました。普段多くの人が気に留めることがない地面の下の施設、いざ事故が起こると改めてその便利さ、そしてそれらを支えている人たちの存在の大切さに気付かされます。

(次号に続きます)


代表取締役 加藤 晋 (2025年2月17日記す)

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