【シン・社長通信】質の高い警備サービスでみんなが幸せに(パート2)


 暑さ寒さも彼岸までと言いますが、今年の場合は、暑さは立冬まで続きました。

 11月に入り秋めいてくるものと思っていましたが、山口市では11月1日から3日連続の夏日となり、11月の夏日記録最多となりました。

 晩秋から初冬にかけて使う季語に「小春日和」がありますが、今年は「小夏日和」のほうがふさわしいかもしれませんね。その後は秋を飛び越えて、いきなり冬のような天気です。雪がちらついた場所もあるとか。気温差で体調を崩さぬよう、自己管理の徹底をよろしくお願いします。


 世界情勢に目を向けると、10月7日に勃発した中東パレスチナガザ地区での紛争から1か月が経ちました。

「天井の無い監獄」と呼ばれるガザ地区ではイスラエル軍による空爆で病院等も狙われ、民間人、特に子供の犠牲者が増え続けています。

 歴史は繰り返すというが、2023年の現代人でもこのような愚行を止めることができない。イスラエル軍の即時停戦を強く求めます。日々の生活に追われ、多忙を極める我々日本人ですが、地球上で起こっているリアルな戦争について、1日の内1分でもいいので、かの地を想像して思いを寄せたい。


 さて前回の話の続きです。

 警備の仕事をするうえで警備業法の理解は必須条件ですが、2007年11月に施行された改正警備業法は、警備業界にとってはかなりのインパクトでした。

 その中でも警備業の資格が「国家資格」になったことは、警備業の社会的地位向上と営業力強化に大きく貢献したと言えます。


 国家資格を所持した警備員の配置が義務化されることによって、資格者を多く抱えている警備会社がユーザーからの依頼を多く受けるようになりました。

 交通誘導警備業務では、高速道路、自動車専用道路、各都道府県公安委員会が定める認定路線において、警備員を配置する場合には一現場につき一名以上の資格者配置が義務付けられました。我が社では先代社長が厳しい経営状況下でも先行投資として、コツコツと毎年資格者を増やしてきたことで、多くの新規顧客の獲得につながりました。先見の明に頭が下がります。

 それまでは一般道をメインに仕事をしていましたが、業法改正後から高速道路規制にも本格参入するべく営業活動に力を入れておりました。


 そんな折にとあるお客様が高速道路の工事と規制をセットで頼まれたので、規制作業を協力してほしいとの依頼を受けます。ようやくチャンスを得ることができました。

 内容としては山陽自動車道での約30日(30回)の本線規制業務でした。

 私が隊長として他3名の隊員さんを引き連れて、いざ高速道路へ!路肩に規制車両を止めて非常電話で工事開始連絡をします。すぐそばでは時速100キロ以上のスピードでビュンビュンと車両が通過します。僅かな時間も油断ができません。電話を終え次は予告標識を設置していきます。一般道と違い正に「標識」です。重たいので、二人で協力して設置していきます。規制の設置撤去時は、安全に確実に素早く、と非常に高い技術を要求されます。

「これは想像以上にタフな仕事だった。」(続く)


代表取締役 加藤 晋(2023年11月16日記す)


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