【ジョームの古賀です】 ~新時代~

ジョームの古賀です。

僕が日々の業務(と日常のいろいろ)のなかでつれづれに感じて考えた事を、不定期に更新していくブログです!

<ジョームの古賀・豆知識>

セフティワンの前身であるエス・エイチ・エスの頃から、警備員として現場に立つ。路上で大往生したいほど仕事が好きな現場人間。2人の娘の父親でもある。

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10月も18日を過ぎ、朝晩は肌寒い気温になってきましたね。やっと秋の気配がしてきました。


さて、この10月1日からセフティワンの体制が変わりました。

長いセフティワンの歴史の中で一番大きな変化です。皆さんご存知の通り社長が代わりました。専務が跡を継いだ形です。

このバトンタッチは既定路線で、何年も前から「いつかはこうなる」というものでしたので特段驚くことではありません。

「いよいよその時が来たか」ということなのですが、やはり「社長交代」というのは大きな出来事で、湖の水面のように穏やかな心境ではありませんでした。

もちろんそれは「嫌だ」とか「不満」とかのマイナスの感情ではなくて、「感慨深い」とか「少し物悲しい」という初秋の心境に似ています。

それは私がどちらかと言うと前社長寄りの古株だからだと思います。

これが現社長に近い心境だと、「よし!これからは俺たちがやってやるんだ!」とか「これからもっと会社を大きくしてやるぞ!」という初夏のような感情が先行したかもしれません。

初秋のような気分だからといってやる気が無いわけではありません。私なりに新しいことにチャレンジしようと計画していることもあります。しかしどこか「寂しい」という感情の方が大きいのは、25年という年月を共に過ごしてきた前社長が一線を退いたからです。

幸い、すぐに居なくなる、というわけではないので寂しさも半減しておりますが(笑)



思い出すのは、まだセフティワンに知名度が無くて仕事が取れず、社長と一緒に現場事務所ができる予定の場所(萩市内の玉江駅近くの空き地)で何時間も現場監督が現れるのを待っていたこと。絶対に来るという保証もなく、ただただ何時間も待っていた。

そして現れた監督さんに名刺を渡して「ここの現場でぜひうちの警備員を使ってください!」とお願いしたこと。その熱意が通じて入り込めたこと。

工事看板を警備会社が用意するようになり、その倉庫が無くて、社長が知り合いに「元豚小屋」を借りてくれたこと。電気が無いから日が暮れると真っ暗。入口も農道みたいに狭くて、規制車を入れるのが困難だった・・雨が降ると足元はぐちゃぐちゃだったし、何よりも臭かった・・・

でも当時はそれが「当たり前」だったので特に不満は無かったですね。今「豚小屋」を借りてくれたら多分「ブーブー」言うと思います。

警備が本職ではない社長と大学出たての社会人ほやほやの25歳の自分と二人三脚で苦労を共にして頑張ってきたという自負があります。もちろん社員の皆さんと「共に」です。



社長の功績って何でしょうか?

これはセフティワンに限ったことではなく、世間一般に言うところの「功績」です。辞書で調べると「国や社会・団体に貢献した業績。手柄」だそうです。


私は「継続してきたこと」だと思います。


東京商工リサーチが2022年に倒産した企業6428件のうち創業年月が不明の779件を除く5649件の平均寿命を算出ところ、「23.3年」だったそうです。

国税庁の数字によると、会社が10年続く確率は6.3%程度で、20年続く確率は0.4%しかないそうです。

社員20数名の弱小警備会社が25年も生き残れるなんて「奇跡」に近いと思います。現に消滅の危機もありましたし、それを乗り越えられたのは社長の剛腕と信念があったからだと思います。

資金繰りが苦しくて給料を分割で払っていた時期もありました。社員もよく我慢したと思います。前社長がここ数年「資金繰りに頭を悩ませることが無くなったのは本当に幸せだ」と言って笑顔を見せる姿に私も幸せを噛みしめていました。


余談ですが、「生き残る会社の条件」は、①社会や情報の変化に対応できる。②価値やサービスを進化させ続けている。③起こり得るリスクや失敗を想定し対策を講じている。④人材の成長や育成に力を入れている、だそうです。


これからは加藤晋新社長の時代です。加藤慶昭前社長が築いた25年を引き継ぎ、さらに「継続」させていくことが使命です。私がここまで加藤慶昭前社長に仕えてきた熱意を新社長に注ぎ、さらに後進たちにその熱意ごとバトンタッチできるようこれからもセフティワンを支えていきたいと思っています。


加藤慶昭前社長、本当に長い間お疲れ様でした。

感謝しかありません。

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