【社長通信】猛暑の予感
梅雨末期特有の豪雨が九州北部・山口に大きな被害をもたらした。局地的に集中豪雨をもたらす線状降水帯の発生によるものという。死者も出る土砂災害、河川の氾濫や田畑の冠水、床上浸水など生活を直撃する被害が多発した。
日本列島を襲うこの異常気象の度合は年ごとにその激しさを増していくようで不気味である。コロナウイルスも第九波の様相でしつこく静かに潜行しているようだ。なんともすっきりしない今日この頃である。
こんな中でわが社の警備業務も中止や延期などで振り回された一カ月だったが、梅雨明けを前にようやく明かりが見えてきた。それもいろんな現場が同時多発的に動き出し、配置に頭を悩ましたかつての繁忙期を思い出させ、嬉しい悲鳴でもある。
それにしても豪雨の後は猛暑の到来、暑さに慣れていない体にいきなりの猛暑はきつい。
熱中症対策のグッズもいろいろあるようなので、それらを駆使して自分の身は自分で守るように万全を期していただきたい。無理をせず、事故・トラブルのないようお互い知恵を絞り、連携して業務を遂行したいものだ。
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前号でお知らせしましたが、わが社・セフティワンは4月より「健康経営認定企業」となった。
人びとの安全・安心を守る警備会社としてのわが社の意思・理念を表す言葉として「命(ぬち)どう宝」を使わせていただいている。沖縄の言葉で「命こそ宝」という意味で、人の命は何ものにも代えられない大切なものであるという。この理念の下に「一味同心」およびステークホルダーを含めて健康に留意した経営を目指す企業ということです。
人生100年時代を迎え、男女とも平均寿命は80歳を超えていますが、因みに健康寿命は男性72.14歳、女性74.79歳です。わが社でも健康でバリバリ働いている方がいる一方、何らかの持病を抱え治療を受けつつ働いておられる方もおります。少子高齢社会においていつまでも元気で働けるということは大きな生き甲斐でもあります。
5月以来実施してきた健康診断も6割がた終了しました。
その健診の結果、要再検査等何らかの指示をされた方は是非ともその意味を真摯に受け止めて行動してください。
面倒くさい、時間がない、自覚症状もなく大丈夫だろうと自分で勝手に判断しないで、どうしたらよいか分からない人は事務所に申し出てください。症状が出てからでは手遅れです。
最近の医療の進歩は著しく早期発見、早期治療によりほとんどの命は救われます。会社としても全面的にバックアップをしていきます。それこそ健康経営です。
「人新世」という言葉がある。人類の活動によりもたらされる地球温暖化などの気候変動、大量絶滅による生物多様性の喪失、化石燃料の燃焼や核実験による堆積物の変化などであり、人類の活動そのものが人類の存続に危機をもたらす地質学上の言葉である。産業革命以降の平均気温を1.5℃未満に抑える地球温暖化防止が人類生き残りの条件といわれる。
温暖化による気候変動が自然災害をもたらすように、人間による格差の拡大、分断のもたらす人為的ともいえる災害も人類の存続に大きな危機をもたらすものと危惧される。
生き難い世の中、「一味同心」心を通わせ、丁寧に生きていこう。
代表取締役 加藤慶昭(2023年7月18日記す)
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