【社長通信】生きがいについて・その2
コロナ禍はようやく収束の兆しが見えてきたがロシアのウクライナ侵攻は長期化し消耗戦の様相です。そんな中でも季節は確実に巡り、例年より開花が早い桜が人びとのささくれ立った心を癒してくれるでしょう。
明けない夜はない、といわれるようにその時に備えて今できることに全力を尽くす、それが生きがいにつながるものと私は思う。そこで、前回に続いて「生きがいについて」もう少し深く考えてみます。
人間が最も生きがいを感じるのは、自分がしたいと思うことと義務が一致したときだという。やりたいことが義務(学業・仕事・家事・育児)と一致していることはすごく幸せなことですが、そのためにはやりたい仕事を選ぶか、自分の仕事にやりがいを見出してやりたいことにしていくかです。
神谷美恵子さんは、人が生きがいを求める心として、生存実存感への欲求/変化への欲求/未来性への欲求/反響への欲求/自由への欲求/自己実現への欲求/意味と価値への欲求を挙げています。
どうせ生きるのなら「よりよく生きたい」と思うのは自然なことです。
自分が本当に欲しいものは求めてみた方がいい。生きがいが欲しい人は生きがいを探してみればいいし、幸せになりたい人はそうなれるように努力してみればいいでしょう。そうすれば得られる可能性はあります。
あきらめなければ、きっと自分なりの生きがいや幸せを手に入れることが出来ると思います。それには少し時間がかかるかもしれませんが、「あったらいいな」「なれたらいいな」くらいの軽い気持ちになれば努力は続くのではないでしょうか。
神谷さんは、人が生きがいを求める心の7つの欲求に従い、生きがいのさまざまを挙げています。
・生存実存感への欲求をみたすものとして、審美的鑑賞(自然、芸術その他)、遊び、スポーツ、趣味的活動、日常生活のささやかなよろこび。
・変化と成長への欲求をみたすものとして、学問、旅行、登山、冒険など。
・未来への欲求を満たすものとして、種々の生活目標、夢、野心。
・反響への欲求をみたすものとして、共感や友情や愛や交流。優越または支配によって他人から尊敬や名誉や服従を受けること。服従と奉仕によって他人から必要とされること。
・自由への欲求をみたすもの。
・自己実現への欲求をみたすものとして、特殊な才能をもって文化の各方面に独特な貢献をする。ささやかな文芸活動や織物や料理など。「想像のよろこび」
・意味への欲求をみたすものとして、自分の存在意義の感じられるようなあらゆる仕事や使命。
以上のように、さまざまな生きがいがありますが、生きがいを感じやすいものとしては、「夢や目標」と「人の役に立てること」があります。また、その中で「自分を活かせること」や「充実感が得られること」などがポイントになります。そして続けていくためには「好きなこと」や「愉しめること」が重要です。
(有)セフティワンにおいて社会の安全・安心を担うわれわれ「一味同心」が生きがいを感じ、そして自ら幸せになることが社会での最大の存在意義です。
代表取締役 加藤慶昭(3月15日記す)
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